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比叡山延暦寺を訪ねよう

比叡山からの琵琶湖の眺望
目次

比叡山延暦寺の簡単な歴史

比叡山は京の都の東側にたたずむ東山三十六峰のうち最も高く、標高は848mである。

西暦785年(延暦4年)最澄(のちの伝教大師)が比叡山の頂上付近に草庵(現在の根本中堂のもと)を建てて修行を重ね、唐に留学ののち西暦805年に帰国、翌806年に朝廷の認可を得て天台宗が開宗され、以来ここ比叡山延暦寺が天台宗の総本山として、1200年余りの歴史を刻んでいます。

最澄の没後、第3世座主円仁(慈覚大師)、第5世円珍(智証大師)らによって天台宗は隆盛し、平安末期から鎌倉時代はじめにかけては、法然・栄西・親鸞・道元・日蓮といった各宗派の開祖たちが延暦寺で学び、比叡山は日本仏教の母山と呼ばれるようになりました。

その後も1571年の織田信長による焼き討ちなど、幾多の苦難を乗り越えて、今なお荘厳な姿で
訪れる人々を温かく迎えてくれています。

山頂へのおすすめの訪問ルート

延暦寺を訪れるには、車・バス・ケーブルなどの方法があります。

主なルート
車の場合 ;比叡山ドライブウェイ
バスの場合;京都駅~延暦寺バスセンター       
 堅田・おごと温泉駅~延暦寺バスセンター 

(ただし、12月5日ごろから翌年3月中旬までは運休)

ケーブル利用の場合 ;
京都・八瀬ルート ; 京阪電車利用などで京阪出町柳駅~八瀬比叡山口~ケーブル・ロープウェイ乗り継ぎ~
比叡山頂~シャトルバスで延暦寺バスセンター
(ただし1月4日から3月中旬までは運休)
びわ湖・坂本ルート;比叡山坂本~江若交通で坂本比叡山口~徒歩11分でケーブル坂本~ケーブル延暦寺~徒歩10分で延暦寺東塔(バスセンター)

ケーブルを利用する訪問者におすすめのルートは、往きは京都八瀬側から、帰りは琵琶湖坂本に、或いはその逆に坂本側から八瀬に向かうルートです。このルートだと、京都北部の風景と琵琶湖が眼下に一望となり、延暦寺への行き帰りの道中も心ゆくまで楽しめます。(ただし、正月明けから三月中旬までは、京都八瀬ルートは冬季休業で、坂本側だけの運行となります。)

延暦寺の雰囲気が好きなのです

ここで筆者と延暦寺とのお付き合い(?)を、少し述べさせてください。

筆者は昔から、比叡山の頂上付近にたたずむ延暦寺と、その周辺の荘厳な雰囲気が大好きです。
初めて延暦寺を訪れたのは50年近く前、大阪府豊中市に住んでいた頃でした。
自宅の近くを通る名神高速道路に乗ると、約40分で京都東インターに。そこから比叡山ハイウェイで約20分で、頂上付近の延暦寺に行けるというラッキーな境遇でもあり、年に1~2度は家族でピクニックのような気分で訪れました。

その後、大阪を離れてからはしばらく遠のいていましたが、仕事の関係で京都市内に住んでいた2007年の秋、知人に誘われて、比叡山飯室谷不動堂の長寿院を訪問、そこに住まわれるご住職、酒井雄哉大阿闍梨の説法をお聞きする機会に恵まれました。
酒井雄哉大阿闍梨の二度にわたる荒修行「千日回峰」の様子を、NHKのドキュメンタリーで観て感動を覚えたことがあり、実際のお姿と、とつとつと話される説教に接することが出来たのは、筆者として実に幸運な、そして貴重な体験でした。
また、説教の最後に、集まった我々全員の無事息災を祈願しつつ、一人一人の肩に手を置いて歩かれ、筆者の肩に触れられたときは、心からの感動というか有難さを覚えたものでした。

そうした経験のあと、関西を離れ、現在の神奈川県に移ってからは、しばらく遠出ができない状況が続きましたが、今年になって9年ぶりに京都を訪れ、ふたたび比叡山延暦寺の地を訪れた次第です。また、京都に行く機会があれば、是非時間をかけて足を伸ばしたいと思っています。

比叡山からの琵琶湖の眺望
山頂付近から見下ろす琵琶湖
比叡山からの琵琶湖の眺望

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